2018年01月05日
kscマカロフの修理、シングルアクションで撃てない、フルオート病完治!

kscのマカロフは弾道も素直で良く飛び、コンパクトでロシア銃器が好きな者には無くてはならない拳銃となっていると言っても言い過ぎではないと思います。
しかし、kscのマカロフには持病が…
kwaやWEのマカロフはそのままじゃ日本では違法
ならば、持病と付き合いながらマカロフを愛でるしかありません。
自分のマカロフも買ってすぐにマガジンが抜けなくなり、シングルアクションで撃てなくなりと、あらかたの症状が出ました。
そして、ある日のサバゲでフルオートになり、そこからしばらく本棚の肥やしとなっていましたが正月休みを機に修理を試みました。
結果としては、バッチリと治りました。
先ずは、よく言われるトリガーバーとシアーの調整ですが、瞬着を盛って治る事は治りましたがたまにフルオートになるので。分解、組み立てを繰り返しながら原因を探る事3時間…
やっと不具合の原因が分かりました。
トリガースプリングがマガジンバルブを押すパーツと干渉していました。
黄色い紙がトリガースプリングの位置です。

少し大袈裟ですが、こんな感じでスプリングが干渉して、トリガーバーが前進するのを邪魔しております。
ペンチでトリガースプリングを右側に少し寄せ、バルブを押すパーツの右側をヤスリます。

するとちゃんと組んだ時に、トリガースプリングが干渉せずに、トリガーバーが前進します。

これで組んだところ、すこぶる快調に作動しフルオートになる事も無くなりました。

シアーに瞬着を盛って治した別のマカロフも盛った分の瞬着を削り落とし。同じ様にスプリング等をいじったところ快調に作動いたしました。
ネットでは、シアーのカサ増しやトリガーバーの調整だと載っていますが、もしかしたらほとんどの症状はトリガースプリングの干渉かもしれません。
シングルアクションで撃てなくなって困っているマカロフユーザーは多いと思いますが、瞬着を盛ったり、シアーを削ったり、穴を開ける前に、一度トリガースプリングを見てみるのも良いかもしれません。
以上自分のマカロフの修理報告です、同じ症状でお困りの方のお助けになれば幸いです。